お子様の厄年に合せて「巻きもの」をとのことで依頼を頂きました今回の事例。
提携会社であるnove様のご協力のもと、壱岐のアコヤ真珠「Tomo」の購入から、アクセサリーの作成までを紹介します。
なぜ?厄年に巻き物を贈る理由
そもそも厄除けは今から1200年以上前の平安時代の源氏物語にも記されており、古くから受け継がれてきたものです。
なぜ厄年に巻物を贈るのが良いとされているかご存知ですか?古くから
厄年に巻き物「長いもの」=長寿を願うもの
とされており、長寿を願う巻物として男性ではネクタイやベルト、女性ではネックレスやスカーフなどを贈る風習が現代でも受け継がれています。
現在の日本では医療技術の発達により平均寿命は長いものの、最も古い統計として残っているものでは1890年代のデータで、当時男性の平均寿命42歳、女性の平均寿命44歳と現在の約半分の平均寿命だったことがわかります。
昔は厄年や厄除けの意識も非常に高く、少しでも長く幸せに生きて欲しいと願いをこめて巻き物を贈る風習があり、受け継がれているため、こうして現在でも厄年にあたる大切なお子様に贈ることが縁起が良いとされています。
お問い合わせから真珠拝見まで
依頼されたお母様よりお問い合わせがあり、ご予算に応じた真珠を数本用意しました。
真珠を選ぶ際のポイントとして挙げられる「巻き」「テリ」と「キズ」などについての参考資料をあわせて準備し、ご予約いただいた期日に、一緒に持参します。
真珠を選ぶ6つのポイント
真珠を購入する際に押さえておくべき6つのポイントがあります。
- 巻き
- テリ(照り)
- キズ(傷)
- 形
- 色
- 大きさ
これら6つのポイントを押さえながら予算に応じて最適な真珠を選んでいきます。
ご予約頂いた当日、娘様とお母様と一緒にお会いし、事前に準備した真珠をご覧いただきました。
普段いくつもの束となった真珠を見る機会はあまりないため、お二人のもまず驚いていましたが、ご予算と真珠の選び方を参考に1本(1連)をご購入いただきました。
長年使っていくうちにどうしても少しのキズはついてしまうので、真珠の巻きとテリに重点を置き、数ある中から特に巻きが厚くテリが強い真珠をお選び頂きました。
Tomoの真珠は無調色で使用する珠はキズ、形よりも特に巻きと照りを重要視しています。
巻きが薄ければ経年変化に耐えられません。また、養殖時に真珠に付着した有機物を除去する処理だけ行い、天然色の生まれたままの美しい色にこだわりを置いています。
自然のままの美しさだからこそ、年月を経ても色褪せる事のない高品質の真珠です。
購入した真珠をアクセサリーへ
Tomoでは真珠の販売事業のみを行っていますので、ご購入いただいた真珠をアクセサリーにする際、提携しているnove様をご案内しています。
その日にご購入が決まったため、そのままnoveへアポを取り、一緒に伺うことにしました。
ご購入いただいた一連の真珠のうち、ネックレスに使用したのは38cm、残りの6粒の真珠用いて他のアクセサリーを作ることにしました。
- 1粒真珠のネックレス
- イヤリング
以上2つのアクセサリーを追加オーダーし、残りの使い道はゆっくり考えるとのことでしたので、1粒真珠のネックレスのチェーンやイヤリングに使用する素材をお選びいただき、デザインをオリジナルでカスタムしました。
noveでは、ゴールド、プラチナ、ホワイトゴールドなどから選択できるため、お好きなイメージで制作してもらうことができます。
お客様の事例
今回のお客様は「プラチナ」を使用。参考までにサンプル画像を掲載しておきます。
■ネックレス・イヤリング・一粒真珠ネックレス
■ネックレス・イヤリング
■一粒真珠ネックレス
今回はお母様から娘様への厄年の巻き物として一連真珠のプレゼントでしたが、真珠選びからその人のお好みに応じたアクサセリーの制作までお二人とも終始楽しんで頂いたようで幸いです。
真珠は長年使用するものだからこそ、巻きが厚く、テリが強いものを選ぶことで、経年変化にも耐え、いつまでも美しい状態を維持することができます。
Tomoでは、今回のような大切な方への贈り物として、結婚式や披露宴に、パーティーシーンにとお客様の様々なシーンに応じて、より美しい真珠を提供しております。
ご興味がある方は、ご気軽にお問い合わせフォームよりお問い合わせください。